ベスパ P125X
ヤフオクを見ていて出来心で入札した結果、落札されてしまった新しい家族
1980年式 ピアジオ VESPA P125X
中々香ばしい状態に熟成されてますな
オークションで実働とか絶好調という言葉ほど信じてはいけない言葉はないですが、例に漏れずまともな状態ではありません。
知ってた!知ってて買ったんだからいいんだよ!!!!
とりあえずナンバーを取って自賠責を付帯して試走
ウキウキでナンバーを取り付ける。
外装は論外だと知ってたけど改めてみるとやはり論外だな、フレームに穴空いてないのが救い
まずあらゆるところの鍵がやばいぞ、そのうちキー折れるぞ
始動は全然OK、ここから...
ステムがやばいぞ
ブレーキが非常にやばいぞ
ということはケーブル類もクラッチ板もだめかもしれない。
回転を上げるとノッキングするぞ
バイク屋でO/Hされたというキャブもすでに怪しいぞ
チャンバーも大丈夫か?
2stあるあるだけどエンジンがご機嫌に濡れ濡れで光ってるどころかオイル垂れてるぞ
ただハンドシフトは楽しく、大柄な車体は安定感があってとてもいい
そしてトルクがけっこうあるのね。
なによりレトロスクーターの質感とかたまらないので、ちょっとずつ修理していきましょう。
楽しい足バイクになればいいのです。
幸い、SRのように長年生産されていたモデルで生産数も多く、愛好家も多いので海外製を中心にサードパーティ製の部品供給には苦労しない模様
実際海外いろんな国でPXシリーズを見る機会は非常に多かったです。
これを見ながらばらしていって、状態を確認しましょう。
いたるところのベアリングも交換になるんだろうな。
外装はなぁ...大量の剥離剤を使って塗装落としてサンダーで錆び取って防錆処理後ウレタン塗装が理想なんだけど、DIYでそれやると公害にしかならないのでプロにお願いするのがいいんだろうな...
バイクのメンテナンスって個人的には心もメンテナンスにもなるので、好きです。
SR500 スイングアーム
この手の品にしては結構なお値段だったが、状態やいかに
わざとらしい程にグリスがカチ盛りでした。
説明通りピボットシャフトはすんなり抜けて一安心
ニードルベアリングに違和感なし、一安心
ボスもまぁ使えそう
オイルシールは両方とも死亡、仕方ないね
スラストベアリングはゴーリゴリ、他はマシなのに何故なのか
ほんでシムが入ってないやないの
シムなしで組んでオーバートルクで締めたか?
スラストのカバーなんかは一見まだ使えそうに見えなくもない
純正部品のスラストベアリングはというと、
一個五千円近い高級品!!!
マジか!!消耗品合わせたらスイングアームより高いじゃないのさ!!
他はまぁ、大丈夫そう。
ヤマハ様はご親切にもスマホアプリでパーツリストを見れるようにしてくださってます。
在庫状況と単価まで出ちゃいます。
組図が見られてメンテナンスから中古品のチェックにも大活躍ですな
にしてもスラストベアリング、交換するか悩むなぁ...
SR500 スポーツスタータンク④
タンクペイントのつづき
缶スプレー塗装をこのへんでするのはちょっとオイニーがツイキーすぎたので、無用なご近所トラブルを避けるために別の方法を考えました。
そこでこいつを採用することに。
タカラ塗料さんの水性塗料
最近人気の刷毛塗り向け水性塗料
ガソリンタンク向けでは決して無いと思います。
多少耐性があるとのことですが、多分ガソリン着いたら絶対シミになるし、拭き取ったらそこだけ剥げるだろうなとは思いつつ...
実は別の用途に使おうと思って頭の隅に置いてたんですが、思い切ってここで使ってしまうことに
こいつはスプレーではなく刷毛やローラーを使うことを前提に調合されているとか
部屋で塗れるし、臭いも気にならないところが高ポイント
まずはどんなもんか、裏から始めます。
裏なので、あまり仕上がりは気にせず塗ります。
ラストボンドSGの上からなので、もう酷い状態ですが耐久性には代えられない
「刷毛目が目立たない」という触れ込みですが、結構目立ちますね。
薄く薄く塗っても目立ってしまいます。
うん、やっぱりこれはいくらなんでもちょっとシンドイな
ということで、刷毛塗りはちょっと諦めて、ローラーを買いに行きます。
なるべく小さい短毛タイプがいいそうな
で、再開、600番のペーパーでひとしきり慣らしてから塗装開始
ローラーは慣れないうちは塗料つけすぎたりするけど、刷毛よりはるかにキレイに仕上がるね
でも、曲面が大層やりにくいので、慣れないとキレイに塗るのは難しいな
不器用な私はどうやってもムラが出るしユズ肌は避けられないので、程々のところで切り上げましょう
どうせ汚れたら上塗り以外に手がないわけで
ムラもユズ肌もまぁ味を出すってもんよ、なんかすごいレトロチックでこれはこれで良い
単色は寂しいので、何か柄でも入れようかと考え中
SR500 スポーツスタータンク③
サフが乾いたら続きをしましょう。
プラサフを吹いただけですが、中々メタリックな仕上がりに
サフを吹くと、下地の状態がよく分かるようになります。
水研ぎをして面をキレイにするとともに、
塗装の垂れなんかも修正していきます。
今回は3Mのスポンジ研磨剤をつかってみたけど、
耐水ペーパーの方がいいかなーという感じ
ちょっと荒いような...
気づかなかった錆なんかもここで取ってしまいます。
ちょっと深めのキズなんかは薄付けパテで修正
しかしこいつの元の塗装は中々テキトーですな
粗がどんどん出てくるぞ
で、またサフを吹くのですが...
この時期、いい風入りますよね
窓、空けますよね
シンナー臭...周りの人の迷惑になってないかな...
(自分ならかなりイヤだぞ)
近隣の方のガラガラガラーっていう網戸を引く音に、
ちょっと続きを考えてしまった瞬間でした。
上塗りラッカー買っちゃってるけど...どないしよかね
SR500 スポーツスタータンク②
つづき
タンクの中がキレイになったので、今度はタンクの裏を処置しましょう
裏はロクに塗られてないので見事に錆びてるな
とりあえず手工具で錆を落とせるだけ落とす
ガンガン剥がれる旧塗装
そしてこれだ
こいつを塗りましょう〜
これでも落ちる錆と落ちない錆があるけど、とりあえずは落ちるとこまで落として水で洗い流します。
パーツクリーナーではイマイチ落ちません。
濡れてそのままだとじき錆びてくるので、改めて脱脂して、防錆処理をしましょう。
秘密兵器がこちら
今回始めて使ってみます。
プレデターの血みたいなショッキングなカラーですが、
ある程度錆が残ってても赤錆の中まで染み込んで、硬化後はアルカリ性を保ち
それ以上赤錆が進行しない優れものだそう、レストアの友だな。
下地は三種ケレン以上ということなので、お言葉に甘えてある程度の仕上がりでこいつを塗っていきます。
二液性なので、量を計って混ぜてから刷毛塗り
粘度が高くて刷毛塗りしかできないので、裏にしか使えないね。
そんで結構伸びるのでタンクの裏ぐらいならほんのちょっとで大丈夫
こんなに混ぜなくてよかったかな、あまり安くないので贅沢な使い方はしたくないのだ...
完全硬化後に上塗りをして、タンクがより綺麗に長持ちするようにしていきます。
SR500 スポーツスタータンク①
エリミVが死亡して2年経過
その間、SR500に乗り換えるもトラブル続きで800㎞しか走れてない。
最近は絶好調だし環境の変化もあって車検を機に乗りやすくしていくことに
もーちょいセパハンを絞りたいなってことで使えそうなタンクをヤフオクで落としました。
中と裏がさびてるものの使えなくはない感じ
いや結構キてるか
メーカー不明とのことだったけど、コック取付部が専用設計ってことでデイトナ製じゃないかなと思う。
いいもの落とせたな、ということで...
普段あんまり気にしない私ですが、こいつはなんか不穏な空気を醸し出していたので定番のコレで洗浄しましょう。
まずは、タンク内を食器洗剤とお湯でじゃぶじゃぶ洗う
ものすごくサビと汚れがでてくるぞこれ大丈夫か...?
何度か繰り返してそこそこ汚れが出てこなくなったら、漏れてこないように蓋をして...と
純正コック使うの嫌なので、アルミ板切ってゴムを挟んだりしたけどまー漏れる。
もっと頑丈な板と純正ガスケットでメクラ板作れればいいんだろうけどね。
面倒なので最終的に上面は付属のガソリンキャップで、コック部は養生テープでお茶を濁すことに。
意外と漏れないのね、養生テープ(漏れる)
で、逆さにして一晩放置
綺麗になってるじゃないですか~!
そして廃液にはものすごい汚れが!
最後のリンスで出てきた分でこれだから、きっと中にはまだまだ残っていることでしょう
純正コックにもフィルターがついてはいるけど、ホースに燃料フィルター追加はマストだな
で、乾かす
サーキュレーターの風をあつめてコックから噴出させる案、乾け!!
乾いたら今度は裏の錆をなんとかしてリペイントといきましょうかね
最高のツーリングのち、エリミv 死亡
長年の親友と久々に長野〜飛騨高山ツーリングに行った。
豪雨に打たれて体温低下で死ぬかと思いながら這々の体で集合地点に到着、2時間遅刻
急遽着替えを購入して冷え切った体をなんとか戻す。
集合地点からは晴天、最高!!
やっぱインカムはええな〜とか
ビーナスライン最高やな〜とか
突然ナンバーステー折れてタイラップで何とかしたり、
タイラップバラまきながら走ってしまって爆笑しながら急いで回収したり…とか、まだ笑えるトラブルもありつつ
白川郷雰囲気あるな〜とか
諏訪湖はやっぱなんか落ち着くな〜とか
散々楽しんで帰る途中、中央道にて唐突に加速不能&シフトチェンジ不能に…なんとか慣性力で走行維持、路肩に寄せて止まることができたものの、しばし呆然。
エンジンは元気に吹けるものの動力伝達していない模様、ニュートラルランプ付いてないのにアイドリングしちゃう。なんやこれな完全自走不能状態に。
とりあえずネクスコ中日本に緊急連絡してJAFにレッカー依頼、
トラックがビュンビュン脇を通る中、無慈悲な1.5時間待ち、いつしかあたりは真っ暗に…なんとも生きた心地がしねぇ状況
そんな中助けに来てくれたJAFの兄ちゃんが神に見えたね。
実際に神のように親切な方で、とても親身に状況整理して的確にアドバイスしてくれた。
お陰様で全ての段取りがきれいに整い、何とかその日のうちに家に帰り着いた。
満身創痍だけど致命傷は無し、みたいな、そんな感じ。
いやぁ、助けて下さった皆様に深く感謝、ですね…